TOP GUN 考察その2(注:ネタバレあり)
映画「TOP GUNマーヴェリック」ではマーヴェリックとルースターは相容れない関係で物語が進みます。
なぜかというとマーヴェリックがルースターの提出した海軍兵学校の志願書を破棄したからです。それによってルースターは兵学校への入隊が4年遅れ、ルースターはそれを恨んでいるのです。
マーヴェリックはルースターの母親から「息子をパイロットにしないで」という遺言を受け取り、それをルースターに内緒で実行したのです。恨みの矛先が母親に向かないように。
ルースターの父はマーヴェリックとの訓練飛行中に事故で亡くなっていたのです。
だから母親はルースターをパイロットにしたくなかったのです。
ここでルースターの母親とマーヴェリックは大きな間違いをして、それを視聴者に擬似体験させてくれています。そして素晴らしい教訓を与えてくれています。
その教訓とは・・・
「子供の選んだ人生を尊重する」です。
親の遺言であろうとなんであろうと、子供の人生は子供が決める。
それが大原則。
その大原則を破ってしまうと、必ずトラブルが起きます。
親は子供の進路に注文をつけたくなるものです。
親子だけでなく、上司と部下、先輩と後輩という関係性があると、経験豊富な人がそうでない人に色々言いたくなるものです。
でも、それは強要しないでください。
本当にその人の幸せを願うなら。
究極的に言うと子供が自分の命を投げ出してでもやりたいことがあるなら、それを応援するべきです。
ただ、親としての提案はちゃんと伝えます。
リスクがあることをわかった上で、子供がその道を歩むのであれば応援するしかないのです。
それが子供の自律であり、親としての成長だからです。